2018年3月31日土曜日

「南無大師遍照金剛」とは

こんにちは。

本日の唱名は
「南無大師遍照金剛(なむたいしへんじょうこんごう)」についてです。

遍照金剛というのは、空海の金剛名であり、この一句は、弘法大師空海に帰依をするの意。
弘決大師が唐に留学して、真言密教の秘奥をきわめ、
師の恵果(けいか)から頂いた称号が遍照金剛の名号です。
四国八十八か所霊場を巡るお遍路はこの名号を唱えます。 

2018年3月30日金曜日

「南無釈迦牟尼仏」とは

おはようございます。

本日は昨日に引き続き唱名
「南無釈迦牟尼仏(なむしゃかむにぶつ)」について書きたいと思います。

釈迦牟尼仏に帰依するの意。釈迦牟尼仏を本尊とする宗派。 
例えば天台宗の宝号に「南無大恩教主釈迦牟尼如来」、曹洞宗の本尊唱名に
「南無釈迦牟尼仏」などが用いられています。

2018年3月29日木曜日

「南無阿弥陀仏」とは

こんにちは。

本日は「南無阿弥陀仏(なむあみだぶつ)」について書きたいと思います。

阿弥陀仏に帰依するの意。念仏ともいいます。 
浄土教ではこれを六字の名号と呼び、これを唱えることによって
浄土に生れることができると説きます。

しかし浄土真宗では、阿弥陀仏に救われた喜びのあまり、
感謝の念をもって唱える報謝(ほうしゃ)の念仏であると説きます。

2018年3月28日水曜日

「棺掛け」とは

おはようござます。

本日は「棺掛け(かんかけ) 」について書きたいと思います。

棺を覆う布。仏式の場合に金欄の「七条袈裟(けさ)」を使います。
神式では白布で覆います。

2018年3月27日火曜日

「経帷子」とは

おはようござます。

本日は「経帷子(きょうかたびら)  」について書きたいと思います。

死者の着せる経の書かれた白い着物。背には南無阿弥陀仏などと書く。 
経帷子は数人で分担して縫い、縫い糸は止め結びをしないといいます。 

2018年3月26日月曜日

「死に水」とは

おはようござます。

本日は「死に水(しにみず) 」について書きたいと思います。

人が臨終になったとき、またはこと切れたときに、茶碗に入れた水を、
新しい筆やガーゼに浸して唇を拭ってやることで、末期(まつご)の水とも言います。

2018年3月25日日曜日

「六字名号」とは

おはようござます。

本日は「六字名号(ろくじみょうごう) 」について書きたいと思います。

「南無阿弥陀仏」の六文字のこと。
浄土宗、浄土真宗で、本尊の代りにおまつりします。
また法事のときには「南無阿弥陀仏」の名号の掛け軸を、掛ける場合があります。

2018年3月24日土曜日

「守り刀」とは

おはようござます。

本日は「守り刀(まもりがたな) 」について書きたいと思います。
北枕に寝かした遺体の布団のうえに、刀を置く習慣の意。

守り刀は、武士の「葬送行列次第書」にあるように、武士の死者はその枕頭に刀を置いた名残。
遺体の魔除けのためと信じられています。刀のほか、小刀、カミソリ、はさみが用いられています。
また木刀を袋に入れたものを使うこともあります。

2018年3月23日金曜日

「逆さごと」とは

こんにちは。

本日は「逆さごと(さかさごと)」について書きたいと思います。

葬儀は非日常時に営まれる行事なので、
普段とは前後、天地など逆なことを行い、日常と区別するもの。
逆さまにする風習は一つには魔除けのため、一つには死後の世界が
生の世界の裏返しになっているという配慮からといわれている。

2018年3月22日木曜日

「樒」とは

おはようござます。

本日は「樒(しきみ) 」について書きたいと思います。

シキミは有毒植物だが、昔から仏前や墓前に供える習慣がある。
また、土葬にした遺体を動物に掘られないようにするために、墓地にシキミを植える習慣があった。
シキミの名前の由来は、「悪しき実」の「ア」がとれたものといわれている。

2018年3月21日水曜日

「三方」とは

こんばんは。

本日は「三方」について書きたいと思います。

神仏に物を供えるとき用いる台のこと。
前・左・右の三方に刳形(ひながた)の穴を開けた台をつけたものをいいます。

2018年3月20日火曜日

「逆さ屏風」とは

こんにちは。

本日は、「逆さ屏風」について書きたいと思います。

「逆さ屏風」とは、死者の枕元に逆さに立てる屏風のことです。

 言葉の通り、屏風を逆さに立てます。

2018年3月19日月曜日

「舎利」とは

こんにちは。

本日は「舎利」について書きたいと思います。

舎利とは、火葬して後に残ったお骨のことです。

遺骨と同義なので、舎利=遺骨と考えて大丈夫です。

2018年3月18日日曜日

「祖霊舎」とは

こんにちは。

さて、本日は「祖霊舎」について書きたいと思います。

祖霊舎は、神道において祖先の霊を祭るための神棚のことです。

屋内神殿のひとつで、霊舎(れいしゃ、たまや)、霊屋(たまや)、霊棚(たまだな)、霊床(たまとこ)、神道壇(しんとだん)などともいわれます。

2018年3月17日土曜日

「聖餐式」とは

こんにちは。

本日は「聖餐式」について書きたいと思います。

聖餐式とは、イエス=キリストが最後の晩餐でパンとぶどう酒を弟子たちに与え、

「パンは私のからだであり、杯は私の血による契約である」

と言った言葉を記念して、パンとぶどう酒を会衆に分けるキリスト教の儀式です。

2018年3月16日金曜日

「北枕」とは

こんにちは。

本日は「北枕」について書きたいと思います。

釈尊が、沙羅双樹の下で死をむかえたとき、頭を北方にし、西の方を向いて、右脇を下に横向きに寝ていた故事にならったものです。
神式葬の場合も北枕にするのが普通といわれています。

2018年3月15日木曜日

「御文」とは

こんにちは。

本日は「御文」について書きたいと思います。

「御文」とは、浄土真宗の法事で読唱される文章のことです。

本願寺派では、「御文章」といいます。

2018年3月14日水曜日

「答礼」とは

こんにちは。

本日は、「答礼」について書きたいと思います。

「答礼」とは、礼に答えること。返礼と同じ意味です。

葬儀では会葬者の弔問に対して遺族などがお礼することをさします。

2018年3月13日火曜日

「友引」の日について

おはようございます。

本日は「友引」の日について書いてみようと思います。

ご存知の方も多いと思いますが「友引に葬式を出してはいけない」というのは全国的に有名です。

ですが、本来仏事にはなんら関係のない話とされています。

「友引」は「共引きして勝負無し」ということで「ひきわけ」という意味があります。 
長い歴史の中で「共」が「友」に変わり、死んだ人が友人をあの世に引っ張っていくという解釈になり火葬場も友引が休日になったそうです。

解釈の変化で色々な迷信が生まれてきているようです。

2018年3月12日月曜日

「百か日」について

こんばんは。

今日は「百か日」について書きたいと思います。

正確には「百か日法要」と言い、49日法要と似ています。

亡くなってから100日目にあたるのが百か日法要です。

最近では血のつながった兄弟や親族のみで済ませることが多くなっています。

四十九日が済んでから遺族が故人との別れ、悲しみの気持ちの整理を終える日ともされています。

2018年3月11日日曜日

「死亡広告」とは

こんにちは。

本日は、「死亡広告」について書いていきたいと思います。

「死亡広告」とは、故人が社会的に知名度が高かったり、著名な方であった場合など、交際が広範囲で連絡先が非常に多いときに新聞へだす広告のことです。

料金もかかるため、必ずしも新聞に死亡広告を出す事はありません。

新聞への掲載は、新聞社に直接申し込むのではなく広告代理店への申し込みとなります。

2018年3月10日土曜日

「箸渡し」とは

おはようございます。

今日は「箸渡し」について書きたいと思います。

橋渡しとは収骨の仕方の習慣のことです。

三途の川を橋渡しすることを「橋」と「箸」が同音であることから行われています。
昔は箸でつまんだ遺骨を順に渡していましたが、現在は2人が組みになり遺骨を拾い骨壷に収める方式が一般的となっています。
(地方によって差があります)

2018年3月9日金曜日

「家族葬」と「密葬」の違い

こんにちは。

前回書きました記事で、密葬と家族葬の違いについて今日は補足記事です。

家族葬は、近親者のみで行う葬儀で、密葬と似ていますが、こちらはごく身近な友人、知人も参列してそのほとんどが火葬場まで共に行く場合が多いです。

特徴は通夜と告別式といった儀式を少人数でも行う事である。

密葬の場合は、ほとんど遺族のみでお別れをして火葬というパターンが多いです(「直葬」とも呼ぶ)。

家族葬は、前述した通り、通夜・告別式を行い、本葬式は行いません。

2018年3月8日木曜日

「戒名の位」について

こんにちは。

本日は、昨日に続き「戒名の位」について簡単に書きたいと思います。

戒名には位がありますが、これは故人の生前の信仰の深さや地域社会やお寺への貢献度によって決まるのが本来の位です。

仏教の教義上には戒名の位はありませんし、位の高い戒名を授かった場合でも、故人の冥福が約束されるものではありません。

僧侶と話し合い、故人の人柄が偲ばれるような戒名をつけて頂くと良いでしょう。

現在、位号は戒名や法名の末尾に尊称としてつけるのが一般的です。

昔はその人の身分でつけられましたが、現在ではその人の信仰の深さや社会的貢献度によって選ばれているそうです。

2018年3月7日水曜日

「戒名」について

こんにちは。

本日は「戒名」について書いていきます。

ご存知の方も多いと思いますが、戒名とは仏門に入ったことの証しとしていただく名前のことです。

葬儀では師僧によって、故人に対して仏門に入ることを許可し戒名を授与します。
  
仏式の葬儀には戒名が不可欠なものとされています。

ちなみに浄土真宗では、「法名」が正式な名称である。

2018年3月6日火曜日

故人の確定申告

おはようございます。

実は亡くなった方の確定申告が必要な場合があります。

確定申告をしていた人が亡くなった場合。

相続人が故人に代わり、死後4ヶ月以内に確定申告をしなければなりません。

この申告を準確定申告といいます。

また、準確定申告は被相続人が死亡した年の1月1日から死亡日までを計算して申告する必要があります。

2018年3月5日月曜日

「初七日後」に行う各手続き4

こんにちは。

「健康保険」

 埋葬料として、故人の給与1か月分(最低10万円)が支給されます。

 また、死亡によって権利を失うので、遺族はすぐに国民健康保険に加入しましょう。


「国民健康保険」

 役所で申請すると葬祭費が支給されます。

 埼玉県では5万円ですが、一部の地区では8万円のところもあります。

2018年3月4日日曜日

「初七日後」に行う各手続き3

おはようございます。

前日は厚生年金でしたが、今回は国民年金について続けます。

国民年金では「遺族基礎年金」があります。

人が国民年金に加入していた場合、住所地の役所で手続きを行います。

受給者の条件に応じて、「遺族基礎年金」「寡婦年金」「死亡一時金」などのいずれかが支給されます。

2018年3月3日土曜日

「初七日後」に行う各手続き2

おはようございます。

本日は前日に続き、初七日後の手続きについてです。

「遺族厚生年金」をご存じでしょうか?

故人が厚生年金に加入し在職中の死亡した場合勤務先で手続きをしてくれます。

すでに退職し老齢年金を受給している場合は、住所地の社会保険事務所で手続きを行います。

2018年3月2日金曜日

「初七日後」に行う各手続き1

こんにちは。

本日は「初七日」後に行うと手続きを紹介しようと思います。

まずは「生命保険」です。

故人が生命保険に加入していた場合は、保険会社に連絡し保険金を受け取る手続きをしましょう。

その時に、「被保険者氏名」「証券番号」「死因」「死亡月日」なども知らせる場合もあります。

後日、死亡保険金請求書が送られてきます。

2018年3月1日木曜日

「回向文」とは

こんにちは。

先日の回向の続き、読経のあとに唱える「回向文」について書きたいと思います。

回向文というのは仏様をたたえ、先祖に感謝し、功徳を他の人にも回し向けることを祈る文のことです。


この回向文を唱えた後、各宗派の仏様の名前を唱えます。