2022年8月31日水曜日

「死に水」とは

 おはようございます。


本日は「死に水(しにみず) 」について書きたいと思います。

人が臨終になったとき、またはこと切れたときに、茶碗に入れた水を、
新しい筆やガーゼに浸して唇を拭ってやることで、末期(まつご)の水とも言います。

2022年8月30日火曜日

「六字名号」とは

 おはようございます。


本日は「六字名号(ろくじみょうごう) 」について書きたいと思います。

「南無阿弥陀仏」の六文字のこと。
浄土宗、浄土真宗で、本尊の代りにおまつりします。
また法事のときには「南無阿弥陀仏」の名号の掛け軸を、掛ける場合があります。


2022年8月29日月曜日

「逆さごと」とは

 おはようございます。


本日は「逆さごと(さかさごと)」について書きたいと思います。


葬儀は非日常時に営まれる行事なので、
普段とは前後、天地など逆なことを行い、日常と区別するもの。
逆さまにする風習は一つには魔除けのため、一つには死後の世界が
生の世界の裏返しになっているという配慮からといわれている。


2022年8月28日日曜日

「別れ花」とは

 おはようございます。


本日は「別れ花(わかればな) 」について書きたいと思います。

出棺前の最後の対面で生花を1輪ずつ遺体の周囲に入れること。
別れ花を入れた後、釘打ちを行い、出棺となります。

2022年8月27日土曜日

「献体」とは

 おはようございます。


本日は「 献体(けんたい) 」について書きたいと思います。

大学の医学部などでの解剖実習など、研究用に無償で遺体を提供すること。

意志のある人は生前に登録し、家族全員の了承を得る必要があります。
また、遺骨が家族の元に戻るのは、死後1~2年が通常の流れです。


2022年8月26日金曜日

「三方」とは

 おはようございます。


本日は「三方」について書きたいと思います。

神仏に物を供えるとき用いる台のこと。
前・左・右の三方に刳形(ひながた)の穴を開けた台をつけたものをいいます。


2022年8月25日木曜日

「逆さ屏風」とは

 おはようございます。


本日は、「逆さ屏風」について書きたいと思います。

「逆さ屏風」とは、死者の枕元に逆さに立てる屏風のことです。

 言葉の通り、屏風を逆さに立てます。

2022年8月24日水曜日

「舎利」とは

 おはようございます。


本日は「舎利」について書きたいと思います。

舎利とは、火葬して後に残ったお骨のことです。

遺骨と同義なので、舎利=遺骨と考えて大丈夫です。


2022年8月23日火曜日

「祖霊舎」とは

 おはようございます。


さて、本日は「祖霊舎」について書きたいと思います。

祖霊舎は、神道において祖先の霊を祭るための神棚のことです。

屋内神殿のひとつで、霊舎(れいしゃ、たまや)、霊屋(たまや)、霊棚(たまだな)、霊床(たまとこ)、神道壇(しんとだん)などともいわれます。

2022年8月22日月曜日

「聖餐式」とは

 おはようございます。


本日は「聖餐式」について書きたいと思います。

聖餐式とは、イエス=キリストが最後の晩餐でパンとぶどう酒を弟子たちに与え、

「パンは私のからだであり、杯は私の血による契約である」

と言った言葉を記念して、パンとぶどう酒を会衆に分けるキリスト教の儀式です。

2022年8月21日日曜日

「北枕」とは

 おはようございます。


本日は「北枕」について書きたいと思います。

釈尊が、沙羅双樹の下で死をむかえたとき、頭を北方にし、西の方を向いて、右脇を下に横向きに寝ていた故事にならったものです。
神式葬の場合も北枕にするのが普通といわれています。

2022年8月20日土曜日

「御文」とは

 おはようございます。


本日は「御文」について書きたいと思います。

「御文」とは、浄土真宗の法事で読唱される文章のことです。

本願寺派では、「御文章」といいます。

2022年8月19日金曜日

「答礼」とは

 おはようございます。


本日は、「答礼」について書きたいと思います。

「答礼」とは、礼に答えること。返礼と同じ意味です。

葬儀では会葬者の弔問に対して遺族などがお礼することをさします。

2022年8月18日木曜日

「友引」の日について

 おはようございます。


本日は「友引」の日について書いてみようと思います。

ご存知の方も多いと思いますが「友引に葬式を出してはいけない」というのは全国的に有名です。

ですが、本来仏事にはなんら関係のない話とされています。

「友引」は「共引きして勝負無し」ということで「ひきわけ」という意味があります。 
長い歴史の中で「共」が「友」に変わり、死んだ人が友人をあの世に引っ張っていくという解釈になり火葬場も友引が休日になったそうです。

解釈の変化で色々な迷信が生まれてきているようです。 

2022年8月17日水曜日

「百か日」について

 おはようございます。


今日は「百か日」について書きたいと思います。

正確には「百か日法要」と言い、49日法要と似ています。

亡くなってから100日目にあたるのが百か日法要です。

最近では血のつながった兄弟や親族のみで済ませることが多くなっています。

四十九日が済んでから遺族が故人との別れ、悲しみの気持ちの整理を終える日ともされています。

2022年8月16日火曜日

「霊祭」とは

 おはようございます。


本日は「霊祭(れいさい)」について書きたいと思います。

神式の葬儀で行う、仏式の法要にあたるもの。
死亡後、10日目ごとに十日祭から始まり、五十日祭まで続きます。
100日目は、百日祭といい、それまでは墓前で行います。

2022年8月15日月曜日

「死亡広告」とは

 おはようございます。


本日は、「死亡広告」について書いていきたいと思います。

「死亡広告」とは、故人が社会的に知名度が高かったり、著名な方であった場合など、交際が広範囲で連絡先が非常に多いときに新聞へだす広告のことです。

料金もかかるため、必ずしも新聞に死亡広告を出す事はありません。

新聞への掲載は、新聞社に直接申し込むのではなく広告代理店への申し込みとなります。

2022年8月14日日曜日

「家族葬」と「密葬」の違い

 おはようございます。


家族葬は、近親者のみで行う葬儀で、密葬と似ていますが、こちらはごく身近な友人、知人も参列してそのほとんどが火葬場まで共に行く場合が多いです。

特徴は通夜と告別式といった儀式を少人数でも行う事である。

密葬の場合は、ほとんど遺族のみでお別れをして火葬というパターンが多いです(「直葬」とも呼ぶ)。

家族葬は、前述した通り、通夜・告別式を行い、本葬式は行いません。


2022年8月13日土曜日

「戒名の位」について

 おはようございます。


本日は、昨日に続き「戒名の位」について簡単に書きたいと思います。

戒名には位がありますが、これは故人の生前の信仰の深さや地域社会やお寺への貢献度によって決まるのが本来の位です。

仏教の教義上には戒名の位はありませんし、位の高い戒名を授かった場合でも、故人の冥福が約束されるものではありません。

僧侶と話し合い、故人の人柄が偲ばれるような戒名をつけて頂くと良いでしょう。

現在、位号は戒名や法名の末尾に尊称としてつけるのが一般的です。


昔はその人の身分でつけられましたが、現在ではその人の信仰の深さや社会的貢献度によって選ばれているそうです。

2022年8月12日金曜日

「戒名」について

 おはようございます。


本日は「戒名」について書いていきます。

ご存知の方も多いと思いますが、戒名とは仏門に入ったことの証しとしていただく名前のことです。

葬儀では師僧によって、故人に対して仏門に入ることを許可し戒名を授与します。
  
仏式の葬儀には戒名が不可欠なものとされています。

ちなみに浄土真宗では、「法名」が正式な名称である。

2022年8月11日木曜日

「初七日後」に行う各手続き4

 おはようございます。


「健康保険」

 埋葬料として、故人の給与1か月分(最低10万円)が支給されます。

 また、死亡によって権利を失うので、遺族はすぐに国民健康保険に加入しましょう。


「国民健康保険」

 役所で申請すると葬祭費が支給されます。

 埼玉県では5万円ですが、一部の地区では8万円のところもあります。

2022年8月10日水曜日

「初七日後」に行う各手続き3

 おはようございます。


前日は厚生年金でしたが、今回は国民年金について続けます。

国民年金では「遺族基礎年金」があります。

故人が国民年金に加入していた場合、住所地の役所で手続きを行います。

受給者の条件に応じて、「遺族基礎年金」「寡婦年金」「死亡一時金」などのいずれかが支給されます。

2022年8月9日火曜日

「祓除の儀」とは

 おはようございます。


本日は「祓除の儀(ふつじょのぎ)」について書きたいと思います。

神式の葬儀で出棺の後、関係者全員を祓い清める儀式。

また、「後祓いの儀」と同じ意味になります

2022年8月8日月曜日

「初七日後」に行う各手続き2

 おはようございます。


本日は前日に続き、初七日後の手続きについてです。

「遺族厚生年金」をご存じでしょうか?

故人が厚生年金に加入し在職中の死亡した場合勤務先で手続きをしてくれます。

すでに退職し老齢年金を受給している場合は、住所地の社会保険事務所で手続きを行います。

2022年8月7日日曜日

「初七日後」に行う各手続き1

 おはようございます。


本日は「初七日」後に行うと手続きを紹介しようと思います。

まずは「生命保険」です。

故人が生命保険に加入していた場合は、保険会社に連絡し保険金を受け取る手続きをしましょう。

その時に、「被保険者氏名」「証券番号」「死因」「死亡月日」なども知らせる場合もあります。

後日、死亡保険金請求書が送られてきます。

2022年8月6日土曜日

「回向文」とは

 おはようございます。


先日の回向の続き、読経のあとに唱える「回向文」について書きたいと思います。 

回向文というのは仏様をたたえ、先祖に感謝し、功徳を他の人にも回し向けることを祈る文のことです。

この回向文を唱えた後、各宗派の仏様の名前を唱えます。

2022年8月5日金曜日

「エコ棺」とは

 おはようございます。


本日は「エコ棺」について書きたいと思います。

葬儀の中でエコに順ずるものが無いかと考えられ、紙製の「エコ棺」というものが登場しました。 
意識の中ではお棺=木製のものを考えがちです。
葬儀社によって、「エコ棺」などの名称で取り扱うことが多いそうです。
日本の火葬率は、ほぼ100%で、紙製の棺なら燃焼時間も約10分と短くて済みます。
また、排ガスも木製の棺に比べ三分の一で済ませることができます。 

2022年8月4日木曜日

「野辺送り」とは

 おはようございます。


本日は「野辺送り」について書いていこうと思います。

「野辺送り」とは、ご遺体を火葬場や埋葬場所まで、葬列を組んで見送る風習のことです。
今日では、親族や関係者がバスなどに乗り、霊柩車に従って火葬場へ行くことにあたります。


2022年8月3日水曜日

「枕刀」とは

 おはようございます。


今日は「枕刀」について書いていきたいと思います。

枕刀とは、守り刀としてご遺体の枕もとや、布団の上に短刀を置く習わしのことです。
ご遺体の魂が抜けたあとに悪霊が入るのを防ぐためといわれています。
このとき、刃を故人に向けないようにします。

2022年8月2日火曜日

「卒塔婆」とは

 おはようございます。


本日は「卒塔婆(そとば)」について書きたいと思います。

彼岸や命日などに、故人の供養のために墓に立てる6尺から8尺の板牌。
表に戒名や経文、裏に法要年月日などを書きます。 

「喪章」について

 おはようございます。


さて、今日は「喪章」について書いていきたいと思います。

喪章とは、遺族が喪中であることを示す黒の印であり、リボンや腕章など形は様々です。
喪章をつける場合は遺族側の人間がつけます。

親族と葬儀委員長など遺族側に立ってお手伝いする人もつけます。


弔問客が喪服の代用として喪章をつける方もいますが、これは間違いです。

2022年8月1日月曜日

「納めの式」とは

 おはようございます。


本日は「納めの式(おきよゆめのしき)」について書きたいと思います。

棺を火葬炉の前の焼香台のそばに置きます。
台の上に位牌と遺影を飾り、僧侶の読経・遺族の焼香をもって
故人に最後のお別れをします。棺を火葬炉に納めるときは、合掌して送ります。