2020年10月31日土曜日

「棺掛け」とは

 おはようござます。


本日は「棺掛け(かんかけ) 」について書きたいと思います。

棺を覆う布。仏式の場合に金欄の「七条袈裟(けさ)」を使います。
神式では白布で覆います。

2020年10月30日金曜日

「守り刀」とは

 おはようござます。


本日は「守り刀(まもりがたな) 」について書きたいと思います。
北枕に寝かした遺体の布団のうえに、刀を置く習慣の意。

守り刀は、武士の「葬送行列次第書」にあるように、武士の死者はその枕頭に刀を置いた名残。
遺体の魔除けのためと信じられています。刀のほか、小刀、カミソリ、はさみが用いられています。
また木刀を袋に入れたものを使うこともあります。

2020年10月29日木曜日

「逆さごと」とは

 おはようございます。


本日は「逆さごと(さかさごと)」について書きたいと思います。

葬儀は非日常時に営まれる行事なので、
普段とは前後、天地など逆なことを行い、日常と区別するもの。
逆さまにする風習は一つには魔除けのため、一つには死後の世界が
生の世界の裏返しになっているという配慮からといわれている。

2020年10月28日水曜日

「樒」とは

 おはようござます。


本日は「樒(しきみ) 」について書きたいと思います。

シキミは有毒植物だが、昔から仏前や墓前に供える習慣がある。
また、土葬にした遺体を動物に掘られないようにするために、墓地にシキミを植える習慣があった。
シキミの名前の由来は、「悪しき実」の「ア」がとれたものといわれている。

2020年10月27日火曜日

「経帷子」とは

 おはようございます。


本日は「経帷子(きょうかたびら)」について書きたいと思います。

死者の着せる経の書かれた白い着物。背には南無阿弥陀仏などと書きます。 
経帷子は数人で分担して縫い、縫い糸は止め結びをしないといいます。

2020年10月26日月曜日

「お斎」とは

 おはようございます。


本日は「お斎(おとき)」について書きたいと思います。

初七日など法事のあとで行う会食。 
元来は僧の食事。「斎」の意味は神仏をまつる前に
飲食や行いを謹んで心身を清めたり、神事を行うことをいいます。

2020年10月25日日曜日

「忌み言葉」とは

 おはようございます。


本日は「忌み言葉(いみことば)」について書きたいと思います。

特定の時や場所で口にしてはならない言葉や、そのかわりに用いる言葉です。

不吉な言葉や、不幸が続くことを連想させる重ね言葉を言い、
お悔やみの挨拶や、弔辞には使わないよう注意します。
「重ね重ね」、「たびび」、「かえすがえすも」、「たび重なる」、「ますます」、「追って」など。 

2020年10月24日土曜日

「キャスケット 」とは

 おはようござます。


本日は「キャスケット 」について書きたいと思います。

土葬用の棺のこと。
装飾された立派なもので、木棺だけでなく、
大理石から造られたものなど多くの種類があります。

2020年10月23日金曜日

「別れ花」とは

 おはようござます。


本日は「別れ花(わかればな) 」について書きたいと思います。

出棺前の最後の対面で生花を1輪ずつ遺体の周囲に入れること。
別れ花を入れた後、釘打ちを行い、出棺となります。

2020年10月22日木曜日

「エンバーミング」とは

 おはようござます。


本日は「エンバーミング」について書きたいと思います。

日本語で「遺体衛生保全」と訳します。
遺体に対して、消毒・防腐処置を行うことをいいます。

2020年10月21日水曜日

「仮通夜」とは

 おはようござます。


本日は「仮通夜(かりつや)」について書きたいと思います。

葬儀の日取りの関係で、通夜を二日間にわたって行うとき、
一日目を仮通夜と呼び、遺族や近親者で行う。
第二夜は本通夜として普通の通夜を行う。 

2020年10月20日火曜日

「灌頂」とは

 おはようございます。


本日は「灌頂(かんじょう)」について書きたいと思います。

仏教において、頭に水をそそぐこと、あるいは墓に水をかけること。

2020年10月19日月曜日

「除籍謄本」とは

 おはようござます。


 本日は「除籍謄本(じょせきとうほん) 」について書きたいと思います。

死亡などで戸籍から氏名を除いたことを証明する謄本。
故人の預貯金の払い戻し、生命保険の請求などの手続きに必要です。

2020年10月18日日曜日

「祓除の儀」とは

 おはようございます。


本日は「祓除の儀(ふつじょのぎ)」について書きたいと思います。

神式の葬儀で出棺の後、関係者全員を祓い清める儀式。

また、「後祓いの儀」と同じ意味になります。


2020年10月17日土曜日

「授戒」「引導」とは

 おはようござます。


本日は、前回のつづき。
「授戒(じゅかい)」「引導(いんどう)」について書きたいと思います。

「授戒」・・・仏門に入る者に、仏弟子として生きるための戒を授けること。
「引導」・・・死者を導くこと。葬儀の時、導師が最後の宣告をし、現世への思いを断ち切らせること。
宗派により、いろいろな形があります。

2020年10月16日金曜日

「仏教式」とは

 おはようございます。


本日は「仏教式(ぶっきょうしき)」について書きたいと思います。



故人の冥福を祈るために、僧侶を迎えて行う葬儀儀礼です。
儀礼の内容は大きく2つに分けることができます。
■授戒
■引導
(説明は次回へ・・・)

宗派によって、様々な特徴があります。

2020年10月15日木曜日

「銘旗」とは

 おはようございます。


「銘旗(めいき)」について書きたいと思います。

故人の氏名、職名などを記した旗。神式の葬儀で用います。 


2020年10月14日水曜日

「還骨回向」とは

 おはようござます。

本日は「還骨回向(かんこつえこう)」について書きたいと思います。

火葬後、自宅に戻った遺骨を後飾り祭壇に安置して営む法要。
最近では初七日の法要と併せて繰り上げて行うことが多くなっています。

2020年10月13日火曜日

「病者の塗油の秘跡」とは

 おはようございます。


本日は「病者の塗油の秘跡(びょうしゃのとゆのひせき)」
について書きたいと思います。

死を迎えようとしているカトリックの信者が、神に許しを求め、
神の恩恵を受けるための儀式。

枕元に呼ばれた神父は祈りを捧げ、信者の額と両手に聖油を塗ります。

2020年10月12日月曜日

「インフォームドコンセント」とは

 おはようございます。


本日は「インフォームドコンセント」について書きたいと思います。

医学的処置や、治療に同意するために必要な、
医療情報を医師から受ける権利。

2020年10月11日日曜日

「一膳飯」とは

 おはようございます。


本日は「一膳飯(いちぜんめし)」について書きたいと思います。

枕飾りのとき死者の枕元に供える飯。
故人の使っていた茶碗に、御飯を山盛りに入れ、故人の使っていた箸を
真ん中に立てたものをいう。 


2020年10月10日土曜日

「卒塔婆」とは

 おはようござます。


本日は「卒塔婆(そとば)」について書きたいと思います。

彼岸や命日などに、故人の供養のために墓に立てる6尺から8尺の板牌。
表に戒名や経文、裏に法要年月日などを書きます。 

2020年10月9日金曜日

「お斎」とは

 おはようござます。


本日は「お斎(おとき)」について書きたいと思います。

法事・法要のときの会食のことです。
参列者を感謝の意味でもてなすものです。

2020年10月8日木曜日

「宇宙葬」とは

 おはようございます。


本日は「宇宙葬(うちゅうそう)」について書きたいと思います。

カプセルに遺骨を納め、衛星ロケットに乗せて宇宙へ打ち上げるやり方です。
衛星は、地球周回軌道上に誘導され、大気圏に突入したのち摩擦熱によって消滅します。

2020年10月7日水曜日

「有期限墓地」とは

 おはようござます。


本日は「有期限墓地(ゆうきげんぼち)」について書きたいと思います。

承継者のいるいないに関わらず、30年や50年という使用期限を設け、
その期間は墓地の使用を認めるというもの。
期限がきて更新しない場合には合葬することが定められているので注意しましょう。

2020年10月6日火曜日

「四十九日」とは

 おはようございます。


本日は「四十九日(しじゅうくにち)」について書きたいと思います。

人の死んでから七七(しちしち)日、すなわち四十九日の間のこと。
中有とか中陰といい現世の死と未来生との中間であるとされる。

2020年10月5日月曜日

「仮通夜」とは

 おはようございます。


本日は「仮通夜(かりつや)」について書きたいと思います。
葬儀の日取りの関係で、通夜を二日間にわたって行うとき、
一日目を仮通夜と呼び、遺族や近親者で行う。
第二夜は本通夜として普通の通夜を行う。 

2020年10月4日日曜日

「頭北面西」とは

 おはようござます。


本日は「頭北面西(ずほくめんさい)」について書きたいと思います。

遺体の頭を北に向け、顔を西に向けて安置すること。 
釈尊入滅の際、「頭北面西脇臥」の姿勢を取ったところに由来している。

2020年10月3日土曜日

「炉前祭」とは

 おはようござます。


本日は「炉前祭(ろぜんさい)」について書きたいと思います。

神式の葬儀で火葬する前に棺をかまどの前に安置し、
銘旗や花を供えて拝礼する儀式。

2020年10月2日金曜日

「戒名」とは

 おはようございます。


本日は「戒名(かいみょう)」について書きたいと思います。

仏の弟子になった証として、故人に送られる名の総称。
日蓮宗では「法号」、真宗では「法名」という。

2020年10月1日木曜日

「頭陀袋」とは

 おはようござます。


本日は「頭陀袋(ずだぶくろ)」について書きたいと思います。

僧が経巻・仏具・布施などを入れて首にかけて持ち歩く袋。
死者の首にかけて仏道修行の旅に出ることを模しています。
頭陀袋の中には、紙に印刷した六文銭を入れます。