2011年6月30日木曜日

菩提寺とは

こんにちは。

本日は、「菩提寺」について書きたいと思います。

「菩提寺」とは、代々その寺の宗旨に帰依し、先祖の位牌を納めてある寺のことです。

ここでいう菩提とは「死後の冥福」を指し、菩提を弔う寺院という意味があります。

菩提所とも呼ばれ、例えば皇室の泉涌寺や、徳川家の寛永寺や増上寺が有名です。

2011年6月29日水曜日

花輪について

こんにちは。

本日は「花輪」について書きたいと思います。

「花輪」は供花と意味合いは同じです。

お店の開店などで開店時によく見かけると思います。

花輪のお葬式版は、白を基調とした色合いが一般的です。

最近では外観の問題から花輪を禁止した斎場もあり、遺族の周りの方も花輪を送るより、供花をお贈りするのが一般的です。

2011年6月28日火曜日

精進落とし

こんにちは。

本日は、「精進落とし」について書きたいと思います。

「精進落とし」とは、以前書いた「お斎」と同様、料理屋や会館で行います。

初七日法要終了後、精進落としを行います。

僧侶、葬儀委員、世話役係、町内の人達、同年会等の慰労する意味もあり、身内親族が接待を行います。

特に喪主の方は一人一人に挨拶をして回ります。

2011年6月27日月曜日

精霊棚とは

こんばんは。

今日は東京では雨が降ったり止んだりと気まぐれな天気でした。

さて、本日は「精霊棚」について書きたいと思います。

精霊棚は日本のお盆において先祖、精霊を迎えるための棚のことです。

一般的には盆期間中、台の上に真菰のござを敷いたものに、仏壇から取り出した位牌、三具足を飾り、お供え物を置くための棚を置きます。

地域によって、形態は異なります。

2011年6月26日日曜日

厨子とは

こんにちは。

本日は「厨子」について書きたいと思います。

「厨子」とは、仏像・仏舎利・教典・位牌などを中に安置する仏具の一種です。

正面に観音開きの扉が付き、漆塗りのものや、唐木、プラスチック製など様々な種類があります。

また手動で開くものに加え、最近では電動で扉が開閉するものもあり、主に葬儀式においては創価学会が祭壇に据えます。

日蓮正宗の葬儀でも祭壇に置かれ、導師本尊が掲げられます。

2011年6月23日木曜日

新盆について

こんばんは。

本日は「新盆」について書きたいと思います。

以前「盂蘭盆」については記載した通りですが、今回は新盆となります。

人が亡くなり49日法要が終わってから最初に迎えるお盆を新盆と呼びます。

特に厚く供養する風習があり、地方によって異なりますが、初盆の家の人は門口や、お墓に白一色の提灯を立て、初盆以外のお墓には白と赤の色が入った提灯を立てるなど、特別の儀礼を行います。


2011年6月22日水曜日

彼岸とは?

こんにちは。

本日は「彼岸」について書きたいと思います。

「彼岸」とは、雑節の一つで、春分・秋分を中日とし、前後各3日を合わせた7日間のことです。

この期間に墓参りなどの仏事が行われます。

暦の上では最初の日を「彼岸の入り」、最後の日を「彼岸明け」といい、地方によっては最後の日を「はしりくち」という地方もあります。

俗に、中日に先祖に感謝し、残る6日は、悟りの境地に達するのに必要な6つの徳目、六波羅蜜を1日に1つずつ修めるためとされています。

2011年6月21日火曜日

逆さごととは?

こんばんわ。

本日は、「逆さごと」について書いていきます。

葬儀を行うなかのしきたりで、普段習慣的に行うことの逆をすることを逆さごとといいます。

冥土の世界はこの世とは逆のことを行うと考えられいます。

死者の世界とこの世に生を受けてるものの世界の間に隔たりを持たせ、生きる者を守るために行います。

2011年6月20日月曜日

世話役とは

こんばんは。

今日は、「世話役」とはどのようなことをするのか書きたいと思います。

世話役とは、遺族に代わり葬儀段取りを取り仕切る人のことです。

遺族が弔問に訪れる人に対してしっかりと対応できるように様々な雑用を分担します。

役割として、葬儀に関する経費の全てを出納する会計をする方や、受付や会葬者を接待する方など、多岐にわたります。


2011年6月19日日曜日

仏華について

こんにちは。

本日は、「仏華」について書きたいと思います。

仏華とは、ご仏前、御霊前に供える花のことをいいます。

常に供えている方が良いので紙等で作る場合も多いです。

トゲのある花は仏華に用いませんのでご注意ください。

2011年6月16日木曜日

献杯とは

こんにちは。

精進落としや法要の席では、乾杯でなく故人に捧げるという意味で「献杯(けんぱい)」といいます。

葬儀や法事などにおいて、故人を悼み、杯を捧げる場合にも、この献杯という言葉を用います。

葬儀の時、および法事の時の乾杯には「献杯」と言うのが慣例です。

2011年6月15日水曜日

「死装束」

こんにちは。

本日は「死装束」について書きたいと思います。

死装束とは、故人に対して施される衣装のことを言います。

古くは切腹する際の衣装も死装束と称されました。

白を基調とすることから白装束とも称されることもあります。

また、死衣装は地域や宗派によって多少異なることがあります。


2011年6月14日火曜日

檀家とは

こんばんは。

本日は、「檀家」について書きたいと思います。

檀家とはその寺の信者となり、お布施などの経済的な援助を行います。

援助をする代わりに、葬式や法事などを行ってもらう家のことです。

2011年6月13日月曜日

別れ花とは

こんにちは。

本日は、「別れ花」について書きたいと思います。

ご存じの方も多いと思いますが、別れ花とは最後のお別れのときに、棺の中に入れるお花です。

出棺の前に最後のお別れを行ない、棺の中に別れ花を入れます。

祭壇に飾ってあるお花を、別れ花として贈ります。

このときに、故人の愛用の遺品などで火葬に支障がないものも一緒に入れることもできます。

別れ花を入れた後、釘打ちを行い出棺となります。

2011年6月11日土曜日

六文銭とは

こんにちは。

本日は「六文銭」について書きたいと思います。

「六文銭」とは、遺体を棺に入れる際、一緒に入れる硬貨のことです。

お棺に入れる理由は、三途の川の渡し賃という解釈が一般的です。

現代では法律の理由と火葬の都合で、紙に印刷されたものが代用されます。

本来は硬貨を六枚持たせた、六道銭ともいいます。

2011年6月10日金曜日

改葬について

こんにちは。

本日は「改葬」について書いていきたいと思います。

「改葬」とは、一旦埋葬した遺骨を他の墓地や納骨堂へ移動することです。

改葬をする主な理由は、遠方へ住居を移したり、改宗する場合や区画整理で墓地自体が移動する場合などです。


改葬には、現在墓地がある場所の役所から 「改葬許可証」の交付を受け、移転先の役所に改葬許可証を提出する必要があります。
勝手に移すことはできませんのでくれぐれも注意が必要です。

2011年6月9日木曜日

エコ棺とは

こんばんは。

本日は「エコ棺」についてふれたいと思います。

葬儀の中でエコに順ずるものが無いかと考えられ、紙製の「エコ棺」というものが登場しました。

意識の中ではお棺=木製のものを考えがちです。


葬儀社によって、「エコ棺」などの名称で取り扱うことが多いそうです。

日本の火葬率は、ほぼ100%で、紙製の棺なら燃焼時間も約10分と短くて済みます。

また、排ガスも木製の棺に比べ三分の一で済ませることができます。
 

2011年6月8日水曜日

回向文とは


こんにちは。

先日の回向の続き、読経のあとに唱える「回向文」について書きたいと思います。

回向文というのは仏様をたたえ、先祖に感謝し、功徳を他の人にも回し向けることを祈る文のことです。


この回向文を唱えた後、各宗派の仏様の名前を唱えます。



2011年6月6日月曜日

回向とは

こんにちは。

本日は「回向」についてて書いていきたいと思います。

回向とは、死者の安らかな成仏を願って供養や法要を行うことを言います。

「回向」という文字の通り「回り差し向ける」という意味です。


通常、読経のあとに「回向文」を唱えます。

 

2011年6月5日日曜日

「友引」の日について

こんばんは。

本日は「友引」の日について書いてみようと思います。

ご存知の方も多いと思いますが「友引に葬式を出してはいけない」というのは全国的に有名です。

ですが、本来仏事にはなんら関係のない話とされています。

「友引」は「共引きして勝負無し」ということで「ひきわけ」という意味があります。
長い歴史の中で「共」が「友」に変わり、死んだ人が友人をあの世に引っ張っていくという解釈になり火葬場も友引が休日になったそうです。

解釈の変化で色々な迷信が生まれてきているようです。


2011年6月4日土曜日

遺言執行者とは

こんばんは。
本日は、遺言執行者について書きたいと思います。

「遺言執行者」とは「遺言書」の内容を実現されるため、財産の管理や分割など遺言に記されたことを執行する権利を持つ人のことです。

未成年と破産者以外は誰でもなることができます。

しかし、かなり専門的な知識を必要とするので、個人に依頼するよりも専門家に依頼するのがいいと思います。


2011年6月3日金曜日

浄土真宗の焼香

こんばんは。

今日は浄土真宗(本願寺派)の焼香について書いていきたいと思います。

他宗にては指先にて香合の香をつまみ取り、三回香炉中に投じますが、真宗にては大抵一回となっております。
大抵一回というのが曖昧ですが、1回の焼香でよいです。


2011年6月2日木曜日

浄土宗の焼香

こんばんは。

本日は、浄土宗の焼香について書きたいと思います。

お香をつまんで、軽くおしいただき香炉に入れます。

浄土宗の場合、回数は1回でも構いませんが、正式な回数は3回になります。

式の状況みて1回から3回を選ぶと良いでしょう。


2011年6月1日水曜日

臨済宗の焼香

こんばんは。

今日は、臨済宗の焼香について書いていきたいと思います。

臨済宗教化センターによりますと、「仏・法・僧のために3回焼香することもあり、また、主香と添え香2回の場合もありますが、心をこめた焼香を1回すれば充分です」とされています。
決まりは無く、回数だけであれば、3回から1回のどちらでもかまいません。

葬儀の進行などにより、1回で済ます方も多いそうです。